MESSAGE 社長挨拶

代表取締役社長 塩谷 將規

当社は1930年(昭和5年)に塩谷 巧が医薬品用硝子容器のアンプルを製造する塩谷硝子加工所を興すことに始まります。創業以来、社訓にもある「品質第一」の実践に向け、アンプルの手加工から機械化へと積極的に挑戦し、自社開発のアンプル自動成型機を稼働するに至り、品質の向上と安定化を推進しました。

1964年(昭和39年)には業界に先駆けてドイツ製の成型機を購入し管瓶(バイアル)の製造を開始。1974年(昭和49年)には更なる品質向上に向けて自社開発の管瓶成型機を稼働開始し、現在ではすべて自社開発の管瓶成型機にて日米欧の薬局方基準に適合する製品を提供しております。

さらに1971年(昭和46年)には歯科用麻酔薬の国産化に向け歯科用麻酔薬容器のカートリッジを自社開発の成型機にて製造を開始するなど、常に市場のニーズを踏まえ自社の創意工夫と努力によってチャレンジを続けてまいりました。

現在では、アンプル・管瓶(バイアル)・カートリッジの他にシリンジも製造販売し、注射剤容器の総合メーカーとして、進化を続けております。

また当社は、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)のドラッグマスターファイルやカナダのPRMFへの認証登録を行うと共に、東南アジアの医薬品市場や日本の製薬会社の海外受託製品への対応としてマレーシアに合弁にて進出(現在は完全子会社化し、マレーシア工場)するなど、常に積極的に時代の変化に合わせて事業を展開しております。

私どもは創業者 塩谷巧の時代より「容器を通じて医薬品産業に貢献し、人々の健康を守る」を当社の社会的使命とし、常に情熱をもってものづくりへの地道な努力を続け、高度化する医薬品のニーズに対応する進化を継続し、必要とする患者さんにお薬の品質を担保し安全にお届けする容器の提供を続けてまいります。